バルクヘッド席とは?壁前座席のメリットとデメリット

バルクヘッド席とは?壁前座席のメリットとデメリット

旅行初心者

飛行機の座席で「バルクヘッド席」が良いと聞いたのですが、どの席のことですか?

旅行専門家

バルクヘッド席とは、客室の仕切り壁(バルクヘッド)の直後に位置する座席のことです。前の座席がないため足元のスペースが広く、長時間のフライトで人気があります。エコノミークラスの最前列がこれに該当することが多いです。

旅行初心者

赤ちゃん連れの方がよく座っているイメージがあります。

旅行専門家

その通りです!バルクヘッドの壁にバシネット(赤ちゃん用ベッド)を取り付けることができるため、乳児連れの旅客に優先的に割り当てられることがあります。航空会社によってはバルクヘッド席を赤ちゃん連れ専用にしている場合もありますよ。

バルクヘッド席の基礎知識

バルクヘッド(Bulkhead)とは、航空機の客室内にある仕切り壁のことです。ファーストクラスとビジネスクラスの間、ビジネスクラスとエコノミークラスの間など、各クラスの境界に設置されています。この壁の直後の座席がバルクヘッド席と呼ばれ、独特のメリットとデメリットがあります。

バルクヘッド席のメリット

メリット 詳細
足元が広い 前の座席がないため、レッグルームが通常より広い
バシネット設置可 壁にバシネットを取り付けられる(赤ちゃん連れに最適)
前の座席のリクライニングがない 前の人がリクライニングしてくるストレスがない
乗降がスムーズ 最前列のため、到着時に早く降機できることが多い

バルクヘッド席のデメリット

デメリット 詳細
手荷物を足元に置けない 離着陸時は手荷物を頭上の棚に収納する必要がある
テーブルが小さい アームレスト内蔵型の折りたたみテーブルで通常より小さい
モニターが遠い 壁に固定されたモニターは通常の座席より遠い場合がある
アームレストが固定式 肘掛けが上がらないため、隣の席との行き来がしにくい

バルクヘッド席の指定方法

バルクヘッド席の指定は、航空会社の予約サイトやアプリから座席指定画面で選択できます。ただし、追加料金が必要な場合や、上級会員のみ選択可能な場合があります。

赤ちゃん連れでバシネットを使用したい場合は、予約後に航空会社のコールセンターに連絡してSSR(特別サービス要求)でバシネットをリクエストしましょう。バシネットには体重・身長の制限があるため、事前確認が必要です。

バルクヘッド席がおすすめの人

足元の広さを重視する方、赤ちゃん連れの方、長時間フライトで足を伸ばしたい方に特におすすめです。逆に、離着陸時に手元に荷物を置きたい方やPCで作業したい方は、通常の座席の方が便利かもしれません。座席選びの参考に、PNR(予約記録)で座席番号を確認しておきましょう。

航空会社別のバルクヘッド席指定方法

バルクヘッド席の指定方法は航空会社によって異なります。ANAでは国際線の場合、予約後にウェブサイトまたはアプリから座席指定が可能ですが、バルクヘッド席は上級クラス会員やプレミアムエコノミー以上の利用者が優先されます。JALも同様に、上級会員向けに事前指定が可能で、一般の旅客は出発当日に空港で空席があれば指定できます。ユナイテッド航空やデルタ航空では、エコノミープラスなどの追加料金シートとしてバルクヘッド席が設定されていることもあります。LCCでは、足元の広い座席として追加料金を支払うことで指定可能な場合がほとんどです。バルクヘッド席は赤ちゃん連れの乗客にバシネット(壁取り付け型ベビーベッド)用として優先的に割り当てられることもあるため、幼児連れでない方は出発近くまで確定しないこともあります。座席指定のタイミングは早めが有利ですが、確約ではないことを理解しておきましょう。

よくある質問

Q. バルクヘッド席は追加料金がかかりますか?

航空会社やクラスによって異なります。大手航空会社の場合、上級会員であれば無料で指定できることが多いですが、一般のエコノミークラスでは追加料金が必要な場合があります。LCCでは多くの場合有料で、金額は2,000円~8,000円程度です。一部の航空会社では予約クラスに応じて無料指定が可能です。

Q. バルクヘッド席には身長や体格の制限はありますか?

バルクヘッド席自体に身長制限はありませんが、非常口列のバルクヘッド席の場合は緊急時に援助できる方のみが着席できるという条件があります。15歳未満の方や、身体の不自由な方、妊娠中の方は着席できない場合があります。通常のバルクヘッド席(非常口でない壁前の席)にはこうした制限はありません。

Q. バルクヘッド席のデメリットは何ですか?

主なデメリットとしては、前に座席がないため手荷物を足元に置けない(離着陸時は頭上の棚に収納必須)、テーブルが肘掛け内蔵式で小さい場合がある、前の壁にモニターが設置されていて画面が近すぎることがある、などが挙げられます。また、幼児連れの乗客が隣になりやすい点もデメリットと感じる方がいます。

バルクヘッド席と非常口列席の違い

バルクヘッド席と混同されやすいのが非常口列席(エマージェンシーロウ)です。両方とも足元が広いことが共通していますが、いくつかの重要な違いがあります。非常口列席は緊急時に乗務員の指示に従って非常口の操作や避難の手伝いをする義務があるため、15歳以上で英語または日本語での意思疎通が可能な方に限定されます。妊婦や体の不自由な方、小さなお子様連れの方は着席できません。バルクヘッド席にはこのような制限はなく、むしろ赤ちゃん連れの方にバシネット用として提供されることがあります。料金面では非常口列席は追加料金が必要なことが多く、LCCでは3,000〜8,000円程度の追加が一般的です。どちらの席も人気が高いため、早めの座席指定をおすすめします。

まとめ

  • バルクヘッド席は機内の仕切り壁の直後に位置し、前方に座席がないため足元が広いのが特徴です
  • 小さなお子様連れの方にはバシネット(簡易ベビーベッド)が設置できるメリットがあります
  • 一方で、前の座席下に荷物を収納できないため手荷物の管理に注意が必要です
  • テーブルやモニターがアームレスト収納式になるため、使い勝手が通常席と異なります
  • 事前座席指定や当日の空席状況によって確保できるかが変わるため、早めのリクエストが重要です

バルクヘッド席はメリットとデメリットの両方がある座席です。ご自身の旅のスタイルや優先事項に合わせて、座席選びの参考にしてください。