
旅のプロが教えるアジョイニングルーム活用術
隣り合った部屋って何だろう?と思ったことはありませんか?ホテルでよく耳にする『つながる部屋』とどう違うのか、詳しく説明しましょう。
ホテルには、様々な種類の部屋があります。その中で、『つながる部屋』と呼ばれるものは、内側の扉で繋がっていて、行き来が自由になっています。一方、『隣り合った部屋』は、隣同士には位置しているものの、それぞれ独立した部屋です。内側の扉はなく、行き来するには一度廊下に出て、それぞれの部屋の鍵を開ける必要があります。
一見、『つながる部屋』の方が便利そうですが、『隣り合った部屋』にも大きな利点があります。それはお互いのプライバシーを守りながら、すぐ近くに滞在できることです。例えば、家族旅行で親と子が別々の部屋に泊まりたい場合、生活のリズムを尊重しつつ、必要な時にすぐ会いに行けるので、とても便利です。友人同士の旅行でも、適度な距離感を保ちながら一緒に過ごすことができます。
特に小さなお子さん連れのご家族には、『隣り合った部屋』がおすすめです。子どもが寝静まった後、隣の部屋で周りの音を気にせず、大人たちだけでゆっくり語り合うことができます。『つながる部屋』だと、どうしても音が漏れやすいので、気を遣ってしまいますよね。
『隣り合った部屋』を希望する場合は、予約時に必ずその旨を伝えましょう。ホテルによっては、『隣り合った部屋』の数が限られている場合もあります。また、必ずしも希望通りになるとは限らないので、事前に確認しておくことが大切です。さらに、予約時だけでなく、チェックイン時にももう一度伝えると、より確実です。