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航空券

指定経路運賃の仕組みと利点

飛行機の切符を買うときには、色々な種類の料金があってどれを選べばいいのか迷うことがありますよね。『指定経路運賃』もその一つで、特別な場合に適用される仕組みです。 通常、飛行機の料金は出発地と到着地の間の距離で決まります。遠いほど料金は高くなります。ところが、仕事や家族の都合などで、必ずどこかを経由して行かなければならない場合があります。例えば、東京からロンドンへ行くのに、どうしてもドバイに立ち寄らなければならないとします。この場合、実際に飛行機が飛ぶ距離は東京からロンドンへ直接行くよりも長くなります。普通に考えると、料金も高くなってしまいそうですよね。 しかし、『指定経路運賃』を使うと、このような場合でも東京からロンドンへの直行便の料金が適用されるのです。つまり、ドバイを経由して遠回りになるにもかかわらず、東京からロンドンへ直接行くのと同じ料金で済むということです。これは、旅行者にとって大変お得な制度と言えるでしょう。 『指定経路運賃』が適用されるのは、予め決められた特定の場所を経由することが条件となっている場合です。例えば、会社の規則で必ず自社拠点のある都市を経由しなければならない、あるいは、家族の住む町に立ち寄る必要がある、といった場合です。このような事情で遠回りになるとしても、直行便と同じ料金で済むというのはありがたいですね。 ただし、『指定経路運賃』はいつでも使えるわけではありません。利用条件や適用される経路などは、それぞれの航空会社によって違います。ですから、切符を買う前に、航空会社の窓口やホームページでよく確認することが大切です。もし、条件に当てはまるようであれば、『指定経路運賃』を利用することで、旅費を節約できるかもしれません。