祝儀

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祝儀盆:慶びの席にふさわしい格式

お祝いの場には欠かせない祝儀盆。一体どんなものでしょうか? 結婚式や披露宴、またはお祝い事など人が集まる席でお客様から祝儀をいただく際に、祝儀を直接手で受け取るのではなく、祝儀盆と呼ばれる漆塗りの盆に載せて受け渡しをするのが正式な作法です。 祝儀盆を使うことで、お祝いをくださる方への敬意を表すことができます。また、祝いの場にふさわしい厳かな雰囲気も演出できます。 祝儀盆は、黒色の漆塗りが一般的です。黒色は格式高く、落ち着いた印象を与えます。他にも、朱色や金色の蒔絵が施されたものなど、様々な種類があります。お祝いの種類や会場の雰囲気に合わせて選ぶと良いでしょう。 祝儀盆の大きさは、祝儀袋の大きさに合わせて選ぶのが大切です。小さすぎると祝儀袋が載せにくく、大きすぎると扱いに不便です。一般的には、縦30cm、横45cm程度のものがよく使われます。 祝儀盆は、安定感があり、しっかりとした作りであることが重要です。祝儀を受け取る際にぐらついたり、傾いたりすると、祝儀袋を落としてしまう恐れがあります。底面に滑り止め加工が施されているものもあり、祝儀袋が滑り落ちるのを防ぎ、スムーズな受け渡しを助けます。 祝儀盆は、お祝いの席をより丁寧で格高いものにするための大切な道具です。正しい作法で祝儀を受け渡し、お祝いの場を華やかに彩りましょう。